生活綴られ方練習

「ジュブナイル」って最近聞かない

北海道からの帰路は小樽→新潟の船旅ということに決めて、最終日は名残惜しい札幌を満喫するべくセイコーマートを見かけるたびに何かしらを買っていた(セイコーマートTシャツまで買ってしまった)。おにぎりのありんこにも行った(「チーズかつお」に「しそ」をミックス)し、どんぐりのちくわパンも食べた。中島公園にある北海道立文学館ではタイミング良く『氷室冴子の世界 ふくれっつらのヒロインたち』がやっている。北海道出身の彼女については、2020年頃から小説だけでなくエッセイなども復刊されつつあり今また少しく読まれるようになったことを喜びたい。少女小説でもジュブナイルでもヤングアダルトでも、呼称は何でも良いのだけれど、絵本や童話にしばしの別れを告げる年頃に、子供でも大人でもない人たちに向けて書かれた良い本に出会えるかどうかというのは、その人のその後の読書人生を左右するものだと思うから。昨今の日本においてはその層がライトノベルに席巻されてしまったきらいがあるが、今ざっと調べてみると世界最古にして最大の図書館協会が存在するアメリカ合衆国の図書館では、日本のライトノベルの多くがヤングアダルトの書棚に置かれないことが主流とWikipediaに書いてあって少し安心する、というか至極まっとうな話だと思う。

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