毎度おなじみの山本アキヒサさんが久しぶりに自分の個展を開催する。フライヤーに載せる文章を考えるのを手伝ってほしいとのことで、夜中にZoomで飲みながら話をする。展覧会は、『KYOTOGRAPHIE』の関連イベント『KG+』のプログラムとして開催されるもので、アキヒサさんの展示会場も『KYOTOGRAPHIE』のデザインも手がけている「UMMM(ムム)」のオフィスだそうだ。アキヒサさん自身が書いた文章を、飲みながら話した内容を踏まえて少し整えた文章は会場でも読めますので京都でお時間ある方はぜひ。一部を下に抜粋します。
たとえば、耳かき。耳の中を触るときは目を閉じていても良い。質感や距離を、手探りで一つ一つ確かめていくようにして物事を考えることが好きなのだと思う。主体的に空間を触っていき、誰の手にも触れられていない名もない場所が見つかる瞬間が何よりも嬉しい。当然、誰もいない所は広い。
誰かの文章に手をいれるときは、極力その人が伝えたいニュアンスが最大限伝わるようにしたいので、理解できているか不安ながらも耳かきのくだりは生かしたいと思って書いたところ、本人にも喜んでもらえたようで良かった。Zoomで飲みながら話した内容は絶対に忘れるからと録音した音声を翌日聞いていて、自分の酔っぱらい度が進行している様子が客観的に分かって楽しい。