11月30日に終了する『国際芸術祭あいち2025』に滑り込む。3会場あるうちの、愛知県陶磁美術館と「瀬戸市のまちなか」には、仕事の関係で常滑にいることが多い友人Kと一緒に巡ることができた。芸術祭それぞれの出展作品もさることながら、ロバート・アンドリューというアーティストの作品が展示されていた加仙鉱山が非常に興味深い場所だった。平日だったため、山を崩して陶芸のための粘土を作っている工場も稼働していて、そこで働いている人たちの話も聞くことができた。「うちらの作っている蛙目(がいろめ)がなくなったら、全国の陶芸家が困る」と誇らしげに語っていた。同時に、そのことを認知されていないことが苦々しくもあるといった様子だったのが印象的だった。
今年の春から名古屋に移住した友人一家とも会い、スリランカ料理を食べる。いつも会うときは大人数だから、あまりちゃんと喋ったことのなかったG君は高校時代を名古屋で過ごしていて、散歩がてら名古屋の街を案内してもらう。「ここに日本国籍を取りに来た」と話す彼は日本生まれで両親が中国出身。当時は子どもだったから分からなかったけれど思い返せば担当者の高圧的な態度に腹が立つというエピソードに、大きく頷く。二十歳の頃から知っているSさんは父親がドイツ出身、もうすぐ博士号が取れそうだという。両親に似たのだろう、赤子Sは1歳にしてすでに賢そうだ。
松本に帰ってGive me little more.で『kisses Japan Tour 2025 Matsumoto』 。たまたま東京から仕事に来ていた年上の友人Mさんにも声をかけて。アーツカウンシル関係の仕事をしている彼には、一度ギブミーの雰囲気を見ておいてほしかったので嬉しい。Mさんは長野県をあちこち視察してお疲れだったようだが、kissesのライブには満足だったらしくCDまで買って上機嫌でホテルに帰っていった。kissesは音楽もメンバーの人柄もとてもチャーミングで、僕の拙い英語にも辛抱強くつきあってくれて楽しい一夜だった。