生活綴られ方練習

If you want it

観ておきたい展覧会がいくつかあったところに、昔の同僚から『Time Out Japan Magazine #2 リリースパーティー』に誘われたので一泊二日の東京。行きは京都からだったので品川で降りて、散歩がてら天王洲に向かい『TERRADA ART AWARD 2025 ファイナリスト展』を観る。ユーモアもペーソスも感じさせる藤田クレアさんの作品が面白い。翌日は開店直後の新宿伊勢丹での『AWASE gallery × ISETAN THE SPACE グループ展「Surface Grammar」』で始め、松本へ帰る特急あずさの出る東京駅直結のBUGでの『バグスクール2025:モーメント・スケープ』で終える。作品を観たことのなかった作家では、笹乃衣春風さん、八木恵梨さんなどが気になった。

日中は、東京国立近代美術館で『アンチ・アクション 彼女たち、それぞれの応答と挑戦』をじっくりと。3月からは兵庫県立美術館にも巡回するらしいので、そちらでおかわりをしてもいい。コレクション展の小企画『没後30年 榎倉康二』が観れたのも良かった。教え子である白井美穂さん、豊嶋康子さんらへのインタビューも載っているパンフレットが配布終了していたのは残念。それにしても没後30年、つくづく早逝だったなと思う。

29日は、まつもと市民芸術館で『一人の俳優のための五人の演出家による上演Ⅳ『実況カラオケ副音声』(演出:和田 ながら)』を。犀の角での『埋蔵する』『ふるまいのアーキビスツ』ぶりに観る和田ながらさん演出作品ですが、とても面白かった。俳優の桑折現さんがdotsの桑折さんだと結びついておらず、会場でプロフィールを読んでいて今さら気がつく。たしか、はるか昔の学生時代に大阪で公演を観た記憶がある。劇中ではジョン・レノンの『ハッピー・クリスマス(戦争は終った)』が引用されていて、季節外れの選挙シーズンの松本を、「War is over! If you want it」なんて口ずさみながら、降り積もる雪を踏み固めながら家路に着く。

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