生活綴られ方練習

パーリンカ

つい昨日までは参議院の予算委員会を中継していたのに、高校野球なるものが始まってしまってNHKのAMラジオが用を成さなくなってしまったため早々と図書館に避難する。もっと中東情勢とかを放送してほしい。どうやらこの国では、スポーツイベントが開催される時期には、報道されるべきニュースが反比例的に減ってしまうようです。

映画監督タル・ベーラの追悼特集ということで、『サタンタンゴ』が松本CINEMAセレクトで上映される。上映時間438分、つまるところ7時間を超える超大作で、こんな機会でもなければ観ようと意気込むこともないので、非常にありがたい。「驚異的な長回し」という惹句は、看板に偽りなしで、「映画ってこれでいいんだよね、というか、これがいいんだよね」と、中高生の頃に何の前情報もなくケーブルテレビで出会ったテオ・アンゲロプロス特集の『旅芸人の記録』(上映時間230分)に度肝を抜かれた僕が喜んでいる。とはいえ、『サタンタンゴ』の映像は、極めて詩的でありながらも、鑑賞者の理解を拒もうという態度ではなく、むしろかなり説明的ですらある。動物虐待では?という観点から批難の声が上がった猫と少女のシーン(実際目を背けたくなる)や、酒屋でひたすら酔っぱらいたちが踊り狂うだけのシーン(15分くらいあったか)のある第2部が圧倒的。前日も4軒くらいハシゴしてべろべろだったから起きられるか分からなかったけど、観られてよかった。松本CINEMAセレクトに感謝です。

火曜日は、Give me little more.でライブイベント『Other Rooms』。関西の頃からの友人である池田昇太郎さんのパフォーマンスは、松本市北部にある旧四賀村エリアで見つかった世界最古のマッコウクジラの化石をイメージの奇貨として、山に囲まれた松本の街にいながら「波」という現象を言葉の力で感じさせようという内容か。また波打ち際のクジラだ。

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