生活綴られ方練習

彗星、あるいはラッキョウの話

香箱ガニを食べたいお転婆プリンセスが金沢に行脚ということで、側仕えの我々も一路冬の日本海へ。前回の金沢は一昨年の11月だったようなので、2年ぶりだ。前日は浅間温泉で焼酎を飲む会に誘われており、前々日も店主が誕生日だという彗星倶楽部で焼酎を飲み過ぎていたものだからから寝坊をしてしまった。昼過ぎに着いて、兼六園石川県立美術館国立工芸館などをぶらぶらする。ワタリウムぶりのSIDE COREの展覧会『Living road, Living space /生きている道、生きるための場所』を観られて良かった。足場を組んで21世紀美術館の屋上を見られるようにしたり、美術館の入場無料エリアを拡張して展示室内に実際に使えるスケートパークを作ってしまったり、表現手段もコンセプトもSIDE COREらしい作品が揃っていて嬉しい。金のネズミもちゃんといました。きちんと調べていなかったのに、コロナ禍を挟んで長期のプロジェクトとなった仕事でご一緒したフォトグラファーの濱田晋さんの作品が展示されているタイミングだったことも吉。富山で味をしめたか、スナックにも行って、季節外れの暖かさの金沢の夜を満喫する。雨のそぼ降る翌日、昼過ぎに谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館に寄ったほかは、九谷焼などの焼き物や漆器を扱うギャラリーをひたすら巡る。早めの夕食では、帰りの電車の時間とにらめっこしながら、香箱ガニやら寒ブリやらの贅沢三昧。土産物屋では、北陸製菓の『ビーバー』がサンリオのクロミちゃんとコラボレーションした商品が販売されていて、クロミちゃんの好物がラッキョウだということを知る。ラッキョウは美味しいからね。そういえば10月、ラッキョウを肴に芋焼酎をぐびぐびやっていたのも彗星倶楽部だ。

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